分離よりも、統合

パーマカルチャーについて私はそこまで詳しくはないのだけれど、周りにそれを仕事にしていたり興味を持っていろいろ研究している人が多いおかげで、何となくいろんなことを教えてもらう機会に恵まれてきた。

中でも、友達に教えてもらったパーマカルチャーの原理のひとつがとても気に入っていた。

“Integrate, not segregate.”(分離よりも統合)

分かれるよりも、つながる。

背を向けるよりも、向かい合って手を伸ばす。

ジョン・レノンの『イマジン』みたいな、夢のような理想論に聞こえるけれど、本当はこっちの方がずっと現実的で実際的な存在の仕方なんじゃないかと思う。

自然界では、違うもの同士がつながり合って絡み合って共存している。人間だって自然の一部なのだから、きっとそっちに従う方が筋が通っている。自分とちがう異質なものをどんどん切り離していったら、最後には私たちはみんなたった一人になって、生きていけなくなってしまう。

世界はもうそういう流れになっているものだと勝手に思い込んでいたから、今回のイギリスのEU離脱は、とてもびっくりした。こんな、時代に逆行するようなことが起こるのか!と思ったし、これじゃアメリカ大統領選も、トランプが勝ってしまったりするのかな…とちょっと不安になった。

それでも、世界はやっぱり良い方向に変わっているんじゃないかと私は思う。

ニュースを見ているとだいぶ悲しくなったり暗くなったりすることが多いけれど、それでも、今は変化の真っ最中で、良い方向に向かう道のりなのだと信じている。

人間は、本当のところは良いものなのだと信じている。

最後には、手を伸ばしてつながることを選ぶと信じている。

能天気で楽観的過ぎる考えかもしれないけれど、信じるだけならただだもの。