分離よりも、統合

パーマカルチャーについて私はそこまで詳しくはないのだけれど、周りにそれを仕事にしていたり興味を持っていろいろ研究している人が多いおかげで、何となくいろんなことを教えてもらう機会に恵まれてきた。

中でも、友達に教えてもらったパーマカルチャーの原理のひとつがとても気に入っていた。

“Integrate, not segregate.”(分離よりも統合)

分かれるよりも、つながる。

背を向けるよりも、向かい合って手を伸ばす。

ジョン・レノンの『イマジン』みたいな、夢のような理想論に聞こえるけれど、本当はこっちの方がずっと現実的で実際的な存在の仕方なんじゃないかと思う。

自然界では、違うもの同士がつながり合って絡み合って共存している。人間だって自然の一部なのだから、きっとそっちに従う方が筋が通っている。自分とちがう異質なものをどんどん切り離していったら、最後には私たちはみんなたった一人になって、生きていけなくなってしまう。

世界はもうそういう流れになっているものだと勝手に思い込んでいたから、今回のイギリスのEU離脱は、とてもびっくりした。こんな、時代に逆行するようなことが起こるのか!と思ったし、これじゃアメリカ大統領選も、トランプが勝ってしまったりするのかな…とちょっと不安になった。

それでも、世界はやっぱり良い方向に変わっているんじゃないかと私は思う。

ニュースを見ているとだいぶ悲しくなったり暗くなったりすることが多いけれど、それでも、今は変化の真っ最中で、良い方向に向かう道のりなのだと信じている。

人間は、本当のところは良いものなのだと信じている。

最後には、手を伸ばしてつながることを選ぶと信じている。

能天気で楽観的過ぎる考えかもしれないけれど、信じるだけならただだもの。

あけましておめでとうございます。

20160102012932

2016年は、チェンマイで迎えた。

日本の家族と離れての年越しは久しぶりで、一人で部屋でのんびりもありかなと思っていたのだけど、結局、友達が誘ってくれて、オシャレなエリアのバーに行ってきた。

いろんな国から来たいろんな年齢の人たちが、美味しい料理とお酒でご機嫌になって、音楽に合わせて踊って笑っているという、すごく気持ちのいい状態で新年を迎えて、だいぶ酔っぱらったタイ人のお姉さんにウォッカのショットを飲まされて、自分も結構くらくらしていた帰り道、まだ賑わっている大通りでは、人々がコムローイを上げていた。

空を見上げると、ふわふわ昇っていく、いくつものコムローイ。

あんな大きな紙の提灯みたいなものを街中で飛ばしたら明らかに危ないんだけど、それはとても幻想的で美しい光景で、お祝いの時にやりたくなっちゃうのは仕方ないよね、と思った。

部屋に戻っても、近所の音楽が午前2時過ぎまで鳴りやまなくてなかなか眠れず、睡眠不足とちょっと二日酔い気味で目覚めた一日の朝。

外に出てみたら、昨日までそこらじゅうに蔓延していた何となくざわざわとした空気がすっきりとして、晴れやかな感じになっていた。

市場の近くで、ちょうどどうしてるかなと思っていた友達にばったり会って、すごくかわいい彼を紹介してもらって一緒にご飯を食べ、別の市場に花を買いに行く途中、何となく裏の方にあるお店を見に行ったら、チェンマイに来てからずっと会いたかったけどなかなか会えずにいた地元の友達に偶然再会して、大喜びした。何だかとても嬉しいことばかりの新年のはじまりだった。

せっかくなので、その嬉しい気分のままと思って、これを書いている。

2016年が、希望と喜びにあふれた年でありますように!